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ボートショーレポート
ジャパンインターナショナルボートショー2009 in横浜
ジャパンインターナショナルボートショー2009 in 横浜 オフィシャル Webサイト http://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2009/
100年に一度の不景気の嵐の中で今年のボートショーは、どうなったのか?
記事後半
ここ数年の、ボートショーは微妙に出展内容や規模が下がり続けています。 今回は、いつものIオーナーとパシフィコで合流、2日目 金曜日に見学しました。 パっと見で、昨年の規模の2割以上減の予感; 平日ともあって人出はマバラな状況、出展ブースはほぼすべてで小さくなっています。 昨年と同じブースを構えていたのは、(財)日本水路協会などの様にお金を落す目的で出展している公益法人です。 このようなコストも、海図流通に必要な経費として海図の価格に転嫁されています。
これまで航海計器の情報をおもに集めていましたが、それでは大した情報も発信できず、今後は独断と偏見で目にとまった全てのアイテムを紹介したいと思います。 掲載順序は、なりゆきです。
ヨット・ボートコーナー
Moody45 DSe |
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この船のエンジンリモコンレバーは、電子式です。 それに、バウとスターンの両方にスラスターが装備されています。 |
LAGOON ・ Hanse350 ・ SUN DOYSSEY 45DS |
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LAGOON バブル期なら実艇展示でしょうが、このご時世ではプラモです。 これでは、富裕層の心は動かないのでは? |
YAMAHA ・ TOYOTA ・ YANMAR |
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フラッグシップを中心に展示ですが、売れ筋の中小型艇の展示は、かなり少なくなっています。 |
航海計器コーナー
FURUNO 古野電気株式会社
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昨年は、発売前のため日本沿岸のチャートデータが何になるのか? 謎が多かったNavnet3Dですが、今年のデモンストレーションは、日本バージョンで主に展示されています。 中央の画像は備讃瀬戸海域の拡大した画面ですが、びっしりと等深線が入っています。 深度値も入っています。 FURUNOさん考えました! 海図情報の深度は、類似刊行物では認められませんので、ERCに収録されている等深線データがある箇所に沿ってその等深線の値を表示しています。 データそのものの密度は、拡大しても一様なので、画的に拡大表示されるだけです。 一通り操作してみましたが、さすがはトップメーカーです、ロトキーは、初めて手にしてもすぐに操作フィーリングは感じ取ることができます。 ただ、処理内容と処理能力の比は、ほぼ釣り合っているようで、時折画面更新にまごついたり操作の反応が遅れることもありました。 周辺機器も仕様が統一されていますので、他社の計器との接続や親和性は、考慮されていないようです。 ARPAの外部出力もありません。 |
JRC 日本無線株式会社
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JRCの展示内容は、ここ数年あまり変わってはいません。 しかしながら、自前技術で作り上げた製品には、それなりの安定感はあります。 チャート装置関連ではNDC-2000 簡易チャート装置を展示ですが、プレジャーボート向けには厳しい価格設定です。 性能は、折り紙付きです。 JMA-5100に高速スキャンタイプが出ました。 こちらのレーダーは、真モーションではないので、自船が動くとエコートレイルも流れてしまいます。 最近では、低価格のレーダーでもAISターゲットの表示やARPA機能、真モーションが出てきているので、そろそろ新しい製品に期待したいです。 |
KODEN 株式会社光電製作所
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KODENさんは、2008年のボートショーでは、小型レーダーに中型クラス並みの機能を盛り込み価格も手ごろなし MDC-900/MDC-2200/MDC-2500シリーズを投入してきました。 今年は、特に注目するべき製品はなく、GPSプロッターはデザイン的にも機能的にも、チャート情報的にもいいところがありません。 |
中野エンジニアリング FUSO
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中野エンジニアリングさん、比較的低価格帯のGPSプロッターが多いです。 AIS重畳などトレンドにも敏感に反応していますが、ベースとなっている製品に大きな変化はありません。 AIS受信機の展示もありましたが、トーンはもう一つでした。 |
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